2022.04.23
販売姪浜店
販売価格: - 円
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ご覧いただきありがとうございます。
松浦です。
本日はセイコーのミュージアム級の時計をご紹介させていただきます。
1950年代後半、栄華を極めるスイス時計に追いつくためにコンクールへの出品を目指します。
世界的に権威のあるスイス天文台クロノメーター・コンクールです。日本の時計メーカーとして初めて、ニューシャテルの天文台コンクールに1964年に、諏訪精工舎と第二精工舎が、機械式腕時計部門に参加しました。そしてそのわずか3年後にはトップを狙う状況にまで技術を高めました。
参加初年度1964年の成績は最高順位が、諏訪精工舎144位、第二精工舎153位と検定に合格することもできませんでした。しかし、わずか3年後の1967年には、第二精工舎が企業賞であるシリーズ賞2位、諏訪精工舎がシリーズ賞3位を獲得する急速な進歩をみせました。
翌年、諏訪精工舎はジュネーブ天文台コンクールに初挑戦し、1位から3位をスイス製クオーツ時計に占められたものの、機械式腕時計では最高の4位から10位までを独占し、腕時計総合1位の素晴らしい成績を残しました。
そして1966年には3位、1967年には2位、といよいよ1968年には栄冠を・・・という矢先にコンクールの中止が決定されます。日本の技術をアピールするコンクールになっていたので中止になったと言われています。
なんかどこかのスポーツの競技のレギュレーション変更に似ていると感じるのは私だけではないと思います・・・
改めて、そのセイコーの名前を世界中に知らしめた「天文台クロノメーター」になります。45日間の検定に合格した100個中の73個が発売された前期型の稀少な個体になります。
セイコーにて内装修理、パッキン交換も済んでおりますので、安心してお買い上げいただけたらと思います。